第43投 思わぬところで根魚三昧
みなさま、お久しぶりです。すっかり更新が滞ってしまい、失礼ぶっこきました。
久々に釣りへ行ってきましたので、そのご報告を。
まず向かうは早朝のサーフ。ワカシ(ブリの子)が釣れているようなので、日の出を拝みながら出陣であります。
▲この時期は日の出が早すぎて参りますな。5時前でコレだもん
釣り人がズラリと並ぶなか、さっそくメタルジグという金属製のルアーをぶん投げます。沖に向けて大遠投したら底まで沈め、あとはリールをグリグリと巻けばOK。
しばらく続けていると、ググン! きましたきました、こりゃ青物の引きですワ。
▲上がったのは25㎝ほどのワカシ。今シーズンの初物だけにウレシイ1尾
あ、ちなみに青物ってのは、ブリやカンパチ、ヒラマサといった回遊魚のことです。念のため。
ワカシは群れで回遊するので次を期待したけど、あとが続かず。とりあえず顔は見られたので、この日はお開きとなりました。
▲いいシーズンだけに、サーフは大盛況。夏に向けて、さらに盛り上がります
翌日は、義兄と出陣。これまた青物狙いでメタルジグを投げていると、底から引き始めたところでゴン!
引きからして青物じゃないと思ったら、上がったのはこの魚。
▲25㎝ほどのカサゴ。なかなかのサイズです
しかし青物は一向に姿を見せず、ここで義兄と協議。青物は潮通しのいい所が一番てことで、島へ渡ることにしました。第40投でヒラスズキを釣った、あの島です。サラシが出ればヒラも……なんて皮算用もあったりして。
島に着くと、見事なまでのナギ。ヒラスズキは出そうもないので、とりあえず根魚(ねざかな)でも狙ってみますか。ここのゴロタは絶好のポイントなんです。
▲石のすき間に根魚が潜んでるはず……釣れそう!
▲根魚といえばこれ、カニの格好をした人工エサの「パワークラブ」の出番
このカニさんをジグヘッドというオモリ付きのハリに付け、石のすき間に落とすことしばし。奥に入ったところでググッときました。
▲ムラソイがカニさんをばっくり!
▲釣ったムラソイが吐き出したカニ(左)。パワークラブがサイズぴったり
岩のすき間を次々に探っていくと、ググッ。付き合いのいいムラソイが相手してくれます。
▲今度は良型。20㎝を超えると、引きはかなりキョーレツ
ひとしきり釣ったところで、お次は青物でもいるまいかと作戦変更。メタルジグても投げてみますか。
▲海は鏡のように静か。これじゃヒラスズキを釣るのは難しい
沖へメタルジグをぶん投げたら、底まで沈める。そこからグリグリとリールを巻いて誘います。
しぱし続けていると、底から巻き始めたところでゴン! 横へ走るあたり、こりゃ青物かぁ?
沖で掛けたので、寄せてくるまで時間がかかる。なんだか青物と引きが違うけど、なんだろ。
やっとこさ足元に寄せると、赤い魚が姿を見せました。
▲正体はアカハタ。メタルジグをがっちりくわえてました
▲サイズは36㎝。カサゴやムラソイと同じく根魚てす
これはウレシイ! ハタといえば、味バツグンの高級魚。こりゃ帰ってからが楽しみだ。▲フックを外しているとタコを吐き出した
いやはや、思わぬ釣果にひとまず満足。しかし青物狙いなのに、今日は根魚が大当たりだな。
お次は青いのを……と釣りを再開。さっきと同じく底からの巻き始めでゴン!
▲またまたアカハタ。こちらは25㎝といったところ
てなワケで青物狙いから一転、根魚三昧の一日でありました。
なんにせよ、釣れたからオールOKですワ。むははは。
▲義兄謹製のお作り。刺身に洗い、湯引きと、どれも絶品!
▲焼きものも上品なお味でした
すっかり長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、みなさんもイイ釣りを!
つづく
……そういえば、島で何やら巨大な骨を発見。クジラなのかなんなのか、おわかりの方は教えてくださいまし。
▲このデカさにビックリ!
▲何やら穴が開いてました
▲反対側はこんな感じ
第42投 あれから1年
みなさま、黄金週間をいかがお過ごしでしょうか。
釣り小僧は特に遠出することなく、自宅近くをうろうろしております。
気付けば、当ブログを始めてから1年がたっておりました。
これからも気ままに更新してまいりますので、どうかお付き合いのほどを。
さて去年の今頃は何をしてたかと見てみると、記念すべき初釣果を報告してたんですね。堂々サイズのマゴチを釣り上げた自慢話なぞ、つづっておりました。
てなワケで、そのときを思い出してマゴチ狙いで出撃。通い慣れたサーフ(砂浜海岸)で、いざ!であります。
▲朝焼けのサーフ。日の出が早くなってきたので、これからは朝(つうか夜中)に起きるのがツライ
さてさて、ここで小僧がマゴチを釣るときのうんちくを一つ。
使うのは、「ワインド」とか「ダート釣法」などと呼ばれる釣り専用のジグヘッド&ソフトルアー。
ジグヘッドの重さは3/8オンス(約10g)で、小僧のホームグラウンドではこの1種類で十分です。
▲使うのは専用のジグヘッド&ソフトルアー。色は特にこだわりなし
で、こやつを沖へ向けてエイヤッと投げる。マゴチは砂底に身を隠しているので、ひとまず底まで沈めます。
着底したら、ロッドでひょいとしゃくり上げる。ロッドを立てたまま数秒待ったらラインを巻き、再びひょいとしゃくる。この繰り返しで、手前まで探ってきます。
しゃくったとき、ルアーは左右どちらかへビュンと跳ね上がります(これをダートという)。これに興味を示したマゴチが、沈んでいくタイミングでバクッ!という寸法です。
しばらくキャストを続けていると、10mほど離れた同業者のロッドが曲がった。明らかに何かを掛けたようだけど、魚の正体は分からず。
狙いは、おそらく同じマゴチかヒラメのはず。もしマゴチなら、周りにもう何尾かいてもいいハズなんだけど……などと妄想してたらググン。おいおい、ホントにきよった!
しゃくり上げたあとルアーが沈むとき、何かに押さえ込まれる感触。その直後にガクガクガクと魚が頭を振る感触が伝わった。
このガクガクは、ど〜見てもマゴチに違いない!
しばし波打ち際の攻防が続いたあと、無事にキャッチ成功。背中の茶色い魚が姿を現しました。
▲これがマゴチ。久しぶりにイイ引きが楽しめました!
さっそくサイズを測ってみると、58cm。奇しくも、1年前に釣ったマゴチと同寸でありました。
いやはや、出来すぎたハナシみたいで、なんだかねぇ、いやはや(うれしくて自慢してるだけ)。
先ほど目撃した魚の正体は分からずじまいでしたが、帰りにもう1人マゴチを釣った方を発見。好物のイワシがちらほら接岸し始めたようで、今後も期待大です。
▲朝も早よから釣り人ズラリ。釣れているときは、いつもこんな感じです
さてさて、マゴチといえば食べても絶品。同じ白身のヒラメに引けを取らない旨さでして。
▲まずは刺身で。脂が乗ってて甘みがあり、実に上品なお味
▲お約束のアラ炊き。今回はゴボウと一緒に炊いたら、味が染みて最高でした
この日は久しぶりに実家で昼食だったんですが、家族みんなであっという間に平らげましたとさ。
というワケで、黄金週間の出足は上々。お次は、何を釣りに参りましょうか。
みなさんも、イイ釣りを!
▲このデカ口でルアーをひと飲み! 釣るなら今がチャンスですよ〜
第41投 エライもん釣った
1週間ぶりの更新でございます。
先週のヒラスズキの興奮冷めやらぬ釣り小僧、調子こいてまた出撃であります。
今回は渓流へ。ヤマメやニジマスをルアーで釣るべく、自宅からクルマで20分ほどの川へ向かいます。
数日前の雨でほどよく増水してるはずと現場に着いたら、なかなかイイ感じ。釣れ具合はイマイチと聞いたけど、なんとかなっちゃうかも。ウヒヒ。
▲濁りはなく水量もまずまず。もらったかぁ?
さっそくスピナーでキャスト開始(どんなルアーかは第39投で)。1投目で釣れたりして……そんなに甘かないか。
じゃあ、そっちの岩陰、あっちの淵……ありゃ、ゼンゼン出てこんぞ。
▲今にも飛び出してきそうだけど、反応皆無
▲水はキレイだし、あの奥から……やっぱり出ない
えっちらおっちら沢登りをしながら、かれこれ2時間経過。う~む、このまま終わるのはナットクいかん。
よし、あの岩をよじ登ってミノーで淵を探るか。とりあえずタックルを岩に置いてと。岩に手をかけてヨッコラセ……そのとき。置いていたタックルが岩からズズズ……やべ、川に落ちる!
とっさに右手を伸ばすと、ガイドに掛けていたルアーのフックがブスッ。いててて!
まんまとフッキング。おいおい、自分釣っちゃったよ。しかも根元までがっちり入ってやがる、こりゃまずいな。
とりあえず落ち着け、ワシ。小さいフックだし確かカエシはつぶしてあるから、ペンチで引っこ抜けるはず。
深呼吸してから、フックをつまんでグイッ……ありゃ、抜けんな。刺さってるだけならダイジョブだけど、抜こうとするとさすがに痛い。何度か試みるが、どうやら自分で抜くのは無理そう。しゃあない、医者行くしかないな。
テンションだだ下がりで渓流から引き揚げてクルマへ。帰り道に、どこか病院あったっけか。
ルアーをぶら下げたままハンドルを握っていると、道沿いに外科を発見! おお、天は我を見放さなかった(誰なんだオマエは)。
▲診察前に撮影。手の裏に後ろのフックが刺さってます(生々しいので患部は公開自粛)
医者「あらら~。じゃあ麻酔の注射してから抜こうか。ちょっとチクッとしますよ」
お願いします!……センセー、注射けっこう痛いですけど。
麻酔が効いてきたところで、おもむろにペンチでグイッ……いててて!
医者「麻酔が効いてるから、これくらいの痛みで済んでるんだよ。もうちょっとガマンできる?」
が、がんばります。一思いにやっちゃって……いててて、抜けた!
と思ったら、いててて! 抜けた弾みで前のフックが刺さりやがった。
でもセンセーの手早い処置でフックは無事に抜け、痛みはほぼなし。は~、助かった。
▲フックを抜いたら消毒して終了。ホントに助かりました
▲診察代もこの程度に収まり、不幸中の幸い
というワケで釣り小僧、エライもん釣った顛末でありました。
みなさま、フックにはくれぐれもお気をつけください。こんなときのために、ルアーのフックに付いてるカエシは、あらかじめペンチでつぶしておくことをおすすめします(バーブレスと言います。カエシ付きだと抜くのが大変!)。
今回はしょうもない長編にお付き合いいただき、ありがとうございました。
注意一秒、怪我一生。
反省しきりの釣り小僧であります。
つづく
▲今度はいつ行こうか……だから反省しろっての!
第40投 久しぶりだよ大金星
みなさま、ごぶさたしております。
前回から1ヵ月もたってしまいましたが、久々の更新でございます。
今回は、磯に出張ってまいりました。狙いは、ヒラスズキという魚。海のルアー釣りに手を染めた者にとっては、あこがれのターゲットです。
このところ義兄が毎週末のように行って、掛けるところまではいくけどキャッチできないとの報告を受けてまして。で、やっと一緒に行く機会ができたってワケです。
▲ポイントは、この坂を降りて先端まで磯歩きで入ります
ここに行くのは久方ぶりですが、足場の悪いゴロタを30分ほどかけて歩くのは、かなりしんどい。
潮位が下がる時間帯だけ渡れるポイントで、腰ぐらいまで水に浸かって、ヒイヒイ言いながらたどり着きました。
さて、このヒラスズキ(以下、ヒラ)。海が荒れ気味のときが好条件で、磯に当たった波が砕けて真っ白になるくらいがベストなんです。
▲波が当たってできる白い泡をサラシといいます。これがあるとチャンス!
波しぶきを浴びながら荒磯でロッドを振ること約1時間。2人とも、何も起きず。
いればなんらかの反応があるはずだけど、うんともすんともこない。
このまま粘っても望み薄ってことで、ポイントを変更。ここからクルマで30分ほど走ったところから出る船に乗り、島へ渡ることに。行程は約30分と、気軽に行ける島であります。
港に着いて10分ほど歩き、ポイントに到着。この島でヒラを釣ったことはないけど、知り合いは実績を上げています。
釣れるとしたらこのへんだろってことで、サラシの広がるゴロタで釣りを再開。
▲強風のなか、サラシのなかにルアーを通してみる
1投目は反応なし。ちょっとコースを変えてルアーを引くと、グッと抑え込まれる感触が伝わった。ん、まさか……。
その直後、銀ピカの魚が水面でバシャバシャとひるがえった。で、出よったあ!
こんなに早く反応があるとは思ってない小僧。ドキはムネムネだけど、強烈な引きでのされないよう必死で耐えます。
岩に突っ込まれるとラインが擦れて切られるので、テンションをゆるめてかわす。そこからは、頭を振って水面で暴れる「エラ洗い」をいなして岩を避けつつ、強引に寄せてきます。
▲やっとこさキャッチ成功!
▲これがヒラスズキ。65㎝と、なかなかのサイズでした
いや~、うれしいというか、ビックリ!
まさか、こううまくいくとは思いませんでしたワ、がはは。
▲ヒラを引きずり出してくれたルアー。14㎝で、あまり潜らないフローティングタイプです
▲所々にある岩をかわしながら寄せるのはドキドキもんでした
さて、お次は義兄にも釣ってもらわねば。ここまで苦労してるのをしり目にしれっと釣ってしまい、なんだか申し訳ない。
しかし、その後は反応なし。2人してしゃかりきにロッドを振り続けるも、ヒラは姿を見せぬままゲームセットとなりました。
▲まだまだ釣れそうなほどイイ感じだけど……
それでも義兄は我がことのように喜んでくれて、意気揚々と帰ったのでありました。
▲脂が乗った白身は刺身が絶品!
▲スズキといえば洗いが定番。皮がコリコリして、これも旨し
▲アラは煮付けで堪能。捨てるところはありません
てなワケで、久々の釣りは大成功となりました。こりゃ、しばらく磯に通わねばなりませんな。
暖かくなって魚もやる気満々の季節。みなさんも、イイ釣りを!
つづく
▲りりしい顔つきと銀ピカの体……また釣りに行こっと!
第39投 そろそろ何か釣りたいな
少しずつ春めいてきましたが、みなさまいかがお過ごしで。
釣り小僧の春は、まだまだ。砂浜に湖にと時間を見つけちゃ繰り出してますが、魚はイッコーに相手してくれません。
そろそろ何か釣りたい!とウズウズしつつ、思いついたのが渓流釣り。昨年はヤマメがちょいちょい釣れたし、ちょうど3月に入って解禁したところ。
一丁やってみるかと、家からクルマで20分ほど走って川に行ってみました。
▲キレイな水に身も心も洗われる(とりあえず言ってみた)
とその前に、知り合いのいる釣具店で入漁券1000円也を購入。渓流など川で釣りするときは、これを買わなきゃならんのです。
ついでに釣れ具合を聞いてみると……「ルアーは全然ダメ」ときたもんだ。
なんでもエサ釣りの人が朝イチから根こそぎ釣って、みんな持って帰っちゃうとか。
昼前からノコノコ釣りに行く小僧も小僧だけど、こりゃキビシイかも……。
まいっか、今シーズン初の渓流ってことで、運動がてら行ってみよっ。
▲水は澄んでて雰囲気は上々。1ピキぐらい釣れるだろ
取り出しましたるは、スピナーというルアー。羽根がクルクル回って水中で反射し、魚にアピールします。
▲これがスピナー。ヤマメやニジマスなどトラウト(マス)の定番ルアーです
去年に何度か来たときは、石の陰やすき間に通すとヤマメが飛び付いてきた。さっそく、着き場とおぼしきスポットへ次々にスピナーを通してみる。
あの岩、そのくぼみ……どこを探っても反応皆無。沢を登りながらかれこれ1時間やってるけど、魚の姿すら見えず。想定内とはいえ、いささかシブイな、おい。
▲絶好のポイントを次々に探っても魚は出ず
すでにスタートから2時間ほど、そろそろ沢登りもしんどくなってきた。ここまでダメなら今日は無理かとあきらめかけたところで、石の裏でググン! きよったあ!
▲上がったのは25㎝ほどのニジマス。イイ引きしてくれました
▲奥の水が落ちる所に投げ、手前の石まで引いたらヒット
▲このキレイな魚体がたまらんのです
いや~、とりあえず1尾釣れてよかった。
でも、せっかくだからもう1尾。今度はヤマメでもこないかな(なんだかんだで欲深いヤツ)。
▲ここで小魚の形をしたミノープラグに交換。これでもう1尾!
しかし、その後は再び何も起きず。2時間ほど釣り歩き、行き止まりで日が傾いてきたためお開きとなりました。
▲堰堤(えんてい)までたどり着き、今日はおしまい
それにしても激シブだったけど、1尾釣ると釣らないでは大違い。もうちょっと暖かくなったら、また来るとしますか。
皆さんも、春のイイ釣りを!
つづく
▲川沿いの山道を下ってクルマへ。そういや、河原にあったあの足跡は……ちっさかったからクマじゃないし(だったらコワイ)
第38投 春はメバルの季節です
気が付けば、前回の更新から1カ月以上たってました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
小僧はしばらく釣りに行かず、当ブログも放置プレイになっておりました。面目ない。
で、久々に行ってきたので、そのときのお話を。
狙いは、前回にちらっと紹介したメバル。冬から春にかけてよく釣れる魚です。
▲大きな目玉が特徴のメバル。これは以前に水族館で撮影
当日は仕事から帰ってアレコレ準備してたら、出撃する頃には深夜1時を過ぎてました。
釣り場は、自宅からクルマで20分ほど走った所。大小の岩や石がゴロゴロした、ゴロタと呼ばれる海岸です。
▲釣り場のゴロタ海岸。夜は真っ暗なので、こちらも過去の画像にて
暗闇のゴロタ歩きは足場が悪く、足元がフラついて仕方ない。にしても、飲んでもないのにやたらフラつくな。しばらく釣り行かないうちに体力が落ちたか、それともトシか……いかん、体がなまりきっとるぞ、こりゃ。
さてさて、さっそく釣りを開始。ジグヘッドというオモリ付きのハリにワームという軟らかいルアーを刺して、これを投げます。ゆ~っくり引いて誘ってると、ググッとくるはず。
浅場なので底にコツコツ当たるけど、それをかわしながら引き続けることしばし……ググッときました!
おお、久々に味わうこの感触。逃げようとグングン突っ込むこの引きは、メバルに違いない。
▲狙いばっちりで仕留めたメバル。27.5㎝と、まずまずの良型でした
ゴロタで釣れるメバルはサイズがいいことから人気。“尺メバル”といって、30㎝超えが一つの目安になってます。実際26~28㎝あたりはしばしば釣れても、尺がなかなか出ないもんでして。
とはいえ久々の釣りで出ただけに、十分にウレシイ一尾です。
▲オレンジのワームをがっちり!
その後も2時間ほど粘ったけど、あとが続かず。これにて終了と相成りました。
さて今回は、ゴロタのメバル狙いで小僧が使ってる仕掛けのうんちくを一つ。長いので、ご興味のある方だけどうぞ。
先ほど触れた通り、ルアーはジグヘッド&ワームを使用。
▲ジグヘッドは1~1.5g。ワームはメバル用のピンテイル系が好みで、使うときズレないよう頭に瞬間接着剤を垂らしてます
これだけでもメバルは釣れるけど、いかんせん軽いので飛距離が出ません。かといって重くすると、浅場なのですぐ底に引っ掛かる。
そこで、ジグヘッドから離してシンカー(オモリ)を足して対処します。
▲シンカーはこんな感じ。両端のゴム管にリーダー(先糸)を通して使います。浅場では1~1.5gを使用
▲全体像はこんな感じ。ジグヘッドとシンカーを離して付けることで、飛距離を出しつつ根掛かりを軽減
で、ジグヘッドが根掛かりしにくいように、もう一工夫。ソフトプラッチックの“夜光玉”を通します。
▲浮力があるので根掛かりしにくく、暗闇で光るので見やすく一石二鳥
で、さらにもう一工夫。ジグヘッドの上に結びコブを作っておきます。
▲ジグヘッドの上にこんな感じで。片結びでOKです
なんでわざわざ、こんなメンドイことをするのか。もし根掛かってしまったとき、力強く引っ張るとココで切れる。そのため、夜光玉とジグヘッド&ワームだけ交換すれば済むってワケです。
この仕掛け、かつて恩師に教わったほぼそのまま。これを使い始めてから、ずいぶんメバル釣りがしやすくなりました。
では、また尺を目指してゴロタに出張りますか。それではみなさん、イイ釣りを!
つづく
▲引きが強くて楽しいので、みなさんもぜひ!
第37投 冬枯れ脱出作戦
寒い日が続きます。みなさま、お風邪など召してませんでしょうか。
このところ更新のペースが明らかに落ちておりますが、釣りにはちょいちょい行ってる釣り小僧です。
いかんせん釣果が冬枯れ状態でして。
そんななか、先週末はカミさん一家のお誘いで温泉場に泊まってきました。
これがまた海から近いところで、こんな感じ。
▲海を見下ろす高台の宿。下はしばしば行く釣り場です
夕方前からちょいと足を伸ばして、アオリイカなんぞ狙ってみるか。しばらく顔見てないけど、このところデカイのが釣れてるとか聞くし。
晩飯までに戻らねばならないので、様子見で1時間ほどしゃくってみよう。
現場に着くと、スミ跡がべったり! 新しいし、デカイ‼
▲釣ってからさして時間はたってない模様……チャンスか!?
……なんのことかと申しますと、アオリイカを釣ると大量にスミを吐くんですね。つまり、そこで釣れたっていう何よりの証拠なワケです。
よっしゃ、短時間勝負で釣ったるか、フムッ(鼻息)。
雪がぱらついて鼻水出っぱなしだけど、ここは辛抱あるのみ。
▲何事もなく終了。晩飯にも遅刻
そう甘くはないと思ってたけど、もうちっとやりたかったな。それまで吹いてた風がやんで、これからって感じだっただけに。
このへんが、旅行がてらの釣りの悩みどころ。いつまでも待たせるワケにいかんし……しゃあない、今日はコレくらいでカンベンしたろ。
▲宿の水槽にいたアジに癒される
▲翌日はガラにもなく梅園なんぞ行ったりして
う~む、我ながらグダグダな話で面目ない。しっかしいい加減、何か釣りたいのう。次の狙いはメバルあたりか。
そういや、年明けてからまだビタ1尾釣ってない!
なんとかせねば、なんとか。
つづく
▲これがメバル。冬から春にかけてよく釣れる魚です