どこへいったか釣り小僧

釣りにまつわるお話を(おおむね)、思いつくまま気の向くままにつづります。粗忽者(そこつもの)ではありますが、どうかお付き合いください。

第21投 「釣り行けん!」で一席

台風だか熱帯低気圧だかしらんが、せっかくの休みだってのにウロチョロしやがって。

海は荒れ気味だし、突然のスコールみたいな雨で川は濁ってるし……釣り行きにくくてしょうがねぇワ!

 

のっけからスミマセン。いや、行こうと思えば行けるんだけど、なんだかねぇ。

あ〜だこ〜だと思案しているうち昼寝してしまい、気付けば夜を迎えていた釣り小僧です。

 

今回は、小僧が釣りを始めたきっかけなんぞを一つ。

いや、別に大層な話じゃないですよ。言っちゃうと一言で片付いちまうんですが、きっかけは父親です。

 

ハナシ終わっちゃったよ。しかもありきたりで、面目ない。

 

え〜、ガキの頃は西の方に住んでまして、最初行ったのは川のハヤ釣りだったかなぁ。

そこからハゼ釣りへ毎週末のように行くようになり、2人で釣っちゃあ持ち帰って天ぷらで食べてました。

このハゼ天が絶品でして、今でもコレが食いたくて時間見つけちゃ釣りに行ってます。

掛かったときの「ブルブルッ!」てアタリが明確だし、手軽によく釣れるし、これから釣り始めようって方にもイチオシです。

 

さて、その父が読んでいた本がありまして。

f:id:tsurikozo:20160820185722j:image▲釣り好きがよく使うフレーズ。聞いたことありません?

f:id:tsurikozo:20160820185731j:image▲ガキの頃から、こんなん見せられて育った小僧。おかげさまで……

f:id:tsurikozo:20160820185740j:image▲故・開高健著の『オーパ!』という本。これはハードカバー版です

 

今から40年近く前のハナシで、当時は文章なぞ読んじゃいません(読んでも分かろうハズがない)。

ただ写真を眺めてるだけで、子供ながらにワクワクしたもんで。

 

f:id:tsurikozo:20160820185748j:image▲ルアーでブラックバスを釣る著者。この写真もよく見てたけど、いまだにバスは釣ったことがない

 

そんで同じ頃、三平師匠がきら星のごとく現れたってワケです。


f:id:tsurikozo:20160820185756j:image▲小僧の人生に多大なる影響を与えた作品でありました

 

でも中学生になってから、実は釣りを長らく中断しておったんです。しかも中・高・大と……今思えば、なんてもったいないことをしたんだ。あんだけ時間あったのに、ワシのバカ!

 

失礼しました。

でもまぁ、今こうして好きなことに浸れてるのは、幸せなのかなぁと。

それもこれも、最初に釣れてって……もとい連れてってくれた父のおかげなワケで。

 

小僧みたいに色気付いた頃に釣りから離れても、原体験があれば大人になってから再開する可能性があると思うワケです。

だからこそ、子どもにはジャンジャン釣りに行ってほしいし、ニッポンの未来を託したいとも思っとるワケです(なんだか仰々しいハナシになってきたな)。

 

というワケで、現場ネタがなく困った小僧、逃げの一席でありました。

 

それではみなさん、イイ釣りを!

 

つづく


f:id:tsurikozo:20160820185801j:image▲釣り行けないときは部屋でリールをクルクル……釣り師の98%がやるとの統計あり(小僧総研調べ)